紫微斗数の知識
紫微斗数の四化とは:化祿・化権・化科・化忌と十干四化表

四化とは、紫微斗数で、星が時間や環境によって起こす四つの変化のことです。化祿・化権・化科・化忌の四つがあります。化祿は「余分に生まれたもの」、化権は「握りたい」、化科は「物事を表に出し、人の目に触れること」、化忌は「欠けている感覚」です。四化に良い・悪いはなく、どれも「ここから見ることができる」というものです。
四化とは
四化とは、星が時間や環境によって起こす変化です。主星を一本の木、宮を庭にたとえるなら、四化は四季のようなものです。同じ木でも、季節によって姿が変わります。
四化は単独では存在せず、必ずどれかの星に生じます。ですから四化を見るときは、まずどの星がもたらしたものかを見ます。同じ化祿や化忌でも、どの星がもたらすかによって具体的な姿は違い、欠けている感覚も星ごとに違います。
星によっては「化気(かき)」という言い方もあります。たとえば巨門星は「化気は暗」、太陰星は「化気は富」といわれます。化気は星そのものの性質で、化祿・化権・化科・化忌の四化とは別のものです。それぞれの星の化気は、星曜コラムの各記事で説明しています。
四化はどこから来るのか
四化は十干によって決まります。命盤の層ごとに、それぞれ別の十干から四化を出します。
- 生年の四化:生まれた年の十干を使います。生年の十干から生じる四化は、生まれつき与えられたものです。
- 大限の四化:大限の命宮の十干を使います。大限の命宮の十干から生じる四化が表しているのは、この十年のあなた自身への影響です。
- 流年の四化:その年の十干を使います。ですから同じ年なら、誰の流年の四化も同じです。違うのは、それがあなたの命盤のどの宮に入るかです。
本命で見るのは一生を通じた姿勢と価値観、大限で見るのはその十年の性格、価値観、重心、流年で見るのはその一年に外の環境があなたにもたらすチャンスや影響です。この三層の時間の見方は「紫微斗数の大限と流年」を、その年の四化がどの四つの星にあたるかは年間のまとめ記事をご覧ください。
祿・権・科・忌はそれぞれ何か
化祿:余分に生まれたもの
化祿の意味は「余分に生まれたもの」です。化祿がある星に入ると、その星が大事にしている部分に少し余分が生まれます。たとえば太陰星の化祿なら、余分に生まれるのは安心感と細やかさです。くわしくは『太陰星の化祿とは』をご覧ください。
化権:握りたい
化権の意味は、握りたい、コントロールしたい、手にしたいということです。化権がある星に入ると、その星の特質が、より握りたい、よりこだわるものになります。たとえば天同星の化権なら、こだわるのは自分のペースと気楽さです。くわしくは『天同星の化権とは』をご覧ください。
化科:物事を表に出し、人の目に触れる
化科の意味は、物事を表に出し、人に知ってほしいということです。注目されることが良いこととは限りません。物事が表に浮かび上がる、というだけです。化科がある星に入ると、その星の特質が人の目に触れやすくなります。たとえば天機星の化科なら、人の目に触れるのは、あなたの考え方や見方を変える面です。くわしくは『天機星の化科とは』をご覧ください。
化忌:欠けている感覚
化忌の意味は、欠けている感覚です。足りないと感じることは、本当にないということではありません。気持ちが沈むのは、本当に欠けているからではなく、欠けていると感じているからであることが多いのです。そして、欠けていると感じるからこそ、埋めたいという原動力が生まれます。四化の順番は、じつは忌に始まり祿に終わります。欠けている感覚が、原動力のもとなのです。化忌がある星に入ると、その星が大事にしている部分に欠けている感覚が生まれます。たとえば巨門星の化忌なら、心の中の不安がより強くなります。くわしくは『巨門星の化忌とは』をご覧ください。
| 四化 | 意味 |
|---|---|
| 化祿 | 余分に生まれたもの |
| 化権 | 握りたい、よりこだわる |
| 化科 | 物事を表に出し、人の目に触れる。良いこととは限らない |
| 化忌 | 欠けている感覚。足りないと感じても、本当にないとは限らない |
この表は参考です。実際に命盤を見るときは、さらに細かな点まで見ていきます。
十干四化表
十干には、それぞれ祿・権・科・忌の組み合わせがあり、別々の星に入ります。下はFuSang Visionで使っている十干四化表です。*のついた欄については、最後の「よくある質問」で説明しています。
| 十干 | 化祿 | 化権 | 化科 | 化忌 |
|---|---|---|---|---|
| 甲 | 廉貞星 | 破軍星 | 武曲星 | 太陽星 |
| 乙 | 天機星 | 天梁星 | 紫微星 | 太陰星 |
| 丙 | 天同星 | 天機星 | 文昌星 | 廉貞星 |
| 丁 | 太陰星 | 天同星 | 天機星 | 巨門星 |
| 戊 | 貪狼星 | 太陰星 | 右弼星* | 天機星 |
| 己 | 武曲星 | 貪狼星 | 天梁星 | 文曲星 |
| 庚 | 太陽星 | 武曲星 | 天同星* | 天相星* |
| 辛 | 巨門星 | 太陽星 | 文曲星 | 文昌星 |
| 壬 | 天梁星 | 紫微星 | 左輔星* | 武曲星 |
| 癸 | 破軍星 | 巨門星 | 太陰星 | 貪狼星 |
* FuSang Visionの方式
この表は参考です。実際に命盤を見るときは、さらに細かな点まで見ていきます。
表からもわかるように、すべての星に四つの化があるわけではありません。たとえばFuSang Visionの四化表では、巨門星には化科がつかず、天同星には化忌がつきません。
良い・悪いの二分法で見ない
化祿は幸運と同じではなく、化忌も悪いことと同じではありません。紫微斗数は良い・悪い、ある・ないの二分法ではなく、すべての判断は相対的な比較です。ひとつの宮、ひとつの星だけで判断せず、見られる手がかりが多いほど、実際の姿に近づいていきます。命盤に表れているしるしが現実に起きていなければ、現実を優先します。
よくある質問
化忌は悪いものですか?
そうとは限りません。化忌が表すのは欠けている感覚です。足りないと感じることは、本当にないということではありません。そして、欠けていると感じるからこそ、埋めたいという原動力が生まれます。すべての判断は相対的な比較で、最終的には現実を優先します。
化祿は幸運やお金を意味しますか?
そうとは限りません。化祿は「余分に生まれたもの」で、何が余分に生まれるかは、どの星がもたらすかによります。お金とは限りません。化祿は幸運の保証でもなく、最終的には現実を優先します。
ほかで見る四化表が、ここと違うのはなぜですか?
紫微斗数にはいくつかの流派があり、四化表も何か所か違います。FuSang Visionが使っているのは上の表で、*のついた欄が違うところです。
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紫微斗数とは?
紫微斗数は中国に伝わる伝統的な命理の体系です。生年月日と出生時刻から命盤を作成し、専門的な読み解きのもとにします。
ただの占いですか?
いいえ。紫微斗数は、性格や才能、人生の周期を読み解くための精緻な体系です。未来を当てる道具というより、自分を振り返るための鏡に近いものです。決まった結果を予言するのではなく、時期の流れと可能性を示し、自分に合った選択を後押しします。
占星術を信じていないと意味がありませんか?
いいえ。自分専用の地図、あるいは性格を理解するための枠組みと考えてください。自分を知ることに前向きであるほど、多くの気づきが得られます。
正確な出生時刻が分からない場合は?
正確な読み解きには、1時間単位の正確な出生時刻が欠かせません。出生証明書を確認するか、ご家族に尋ねることをおすすめします。はっきりしない場合は、確認できる中で最も近い時刻を入力してください。
情報はきちんと守られますか?
出生データやレポートを販売することはありません。共有するのは FuSang Vision の運営を支えるサービス提供者だけで、目的は命盤とレポートの作成に限られます。


